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無題

1月はあまり顕微鏡をのぞかない・・・つもりだった。
しかし、きょうものぞいてしまったーー;。

水槽の中にもうひとつ石を入れてみた。
これは洗顔ネットに石をいれ、ネットに澱がくっつかないだろうか?の発想。
110101.jpg
水槽の中で緑藻類についていた肉眼で見える微小な粒を採取し顕微鏡でのぞくと
110101a.jpg
水生昆虫の遺物にディディモがつき始めていた。
その中で少ないけれどいくつかキンベラも柄を伸ばしくっついている。
110101b.jpg

これまでの写真から、ディディモがずいぶん増えているように見受けられるのではないだろうか。
しかし実際には下のDiatomaが帯状にどんどん増え
110101g.jpg
Fragilariaだろうか、これもかなりの割合で増えている↓
110101d.jpg
↓これはGomphonemaかGomphoneis
110101c.jpg
それに↓Synedraも結構多い(ところによっては放射状になっている)
110101f.jpg
↓はよく分からないんだけど
110101e.jpg
小型の珪藻もあっちこちで増えている。他にEncyonemaもかなり多い
水槽内で純度の高いディディモは、やはり無理。

ディディモも増えているけど、それ以上に別な珪藻群が増えているといった感じ。
本当にディディモが強い珪藻ならば・・・繁殖力が強いならば
日本全国のどの河川にいてもおかしくないはず。

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大増殖の要因

水中に酸素を入れると、水槽内の水は動き1~2mmの緑藻類の塊りが浮遊していた。
これを見てみると
101230a.jpg
ディディモが付着している。
さらに拡大してみると
101230b.jpg
これを見ていると
ディディモは柄を伸ばし基物となるものに付着し、1個が2個さらに柄を伸ばし2個が4個、さらに柄を伸ばし4個が8個というふうに、どんどん増えていくんだろうなぁと思わされた。
(少し前まで柄が先に出来て柄の先にディディモが形成されるんだろうか・・・などと思ったりもしていた)
キンベラにしてもゴンフォネマにしても、柄の形成される種は
こんなふうに増殖してコロニーを形成するんだ・・・ね.。

以前、千歳川で見たコロニーは
たぶんキンベラだったのだと思う。
(採取できる場所ではなく、岸辺からやっと採取できた藻はキンベラでディディモはいなかった)
010.jpg
キンベラが、もし川面にまで達するような大増殖をしたなら
キンベラとて害藻になってしまうのだろう。
しかし、この藻は一時的なもので通年あるわけではない。6月から7月にかけ見られたが、8月にこのような状態は見られなかった。

昨日、ディディモは悪さをしていると書いてしまった。
けれど
確かに大増殖をすれば、景観を損ない、釣りをする人にとってはいたって邪魔物であり、他の生物の棲める環境でなくなってしまうかもしれない・・・、けれどそれはあくまで人間側からの私見で
かつては冷涼な高地で見つけられる種だったのが
近年になって大増殖が確認されるようになったのは、なぜだろうか?
ディディモを擁護するつもりはないが
オゾン層がどんどん破壊されつつある近年、
オゾン層が薄くなったり、ホールができてしまったり
そのため地表に注がれる紫外線などが増え、ディディモの生育に異変を与えているとすれば
原因は人間にあるんじゃないだろうか・・・。
それと
二酸化炭素・オゾン、そのバランスが崩れ
森林破壊が進み、傷めつけられた地球・・・。
大自然はこの地球を元に戻そうと、藻類でまかなおうとする(酸素供給や二酸化炭素消費などの)力が働いているとは考えられないだろうか?
突飛な妄想かもしれないけど・・・・・
本当の悪者はディディモじゃないような気がする。

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ディディモ

ディディモはニュージーランドでバイオセキュリティが高じられ、故意に拡散した者には罰金が課せられるほど嫌われもの。ニュージーランドからの写真を見ると、確かにディディモが大増殖をして景観を損なうなど悪さをしている。
http://www.connected.bc.ca/~agfish/didymo.html#didymo
http://www.connected.bc.ca/~agfish/didymoamerica.html

日本では報告例が少なく、日本ではまだ存在していないような文章も見受けられる。
しかし
科博の辻先生が、漁川にディディモが存在していることを報告している。
北海道の河川にいることは確実で、現に私も採取した。
そして、これまでいくつかの川を見てきた。
ディディモは漁川の他にも存在している。
北海道は広範囲のために、
たまたま行ったその時期に増殖したものが見られなかったのかもしれないが
諸外国で取り沙汰されているようなコロニーは見たことがなく
私が見てきたのは、他の珪藻と同様、澱に含まれているものや
尻別川で11月27日に撮影した写真(12月14日付け掲載、上から5枚目)にある
1cm程度の小さな群落だけだった。
その群落は2週間過ぎ後には跡形もなく流されてしまい
ニュージーランドや北アメリカなどで景観を損なうほどの悪さをしているようには見えない。
しかし、いつどこで大増殖するかも知れない。
光がなくとも水さえあればしばらくは生きられることは目の当たりにした。
水中ではなくとも40日生きられるとも書かれており
たとえば、渡り鳥などによる媒介や釣り人の衣服などから、他の河川に移入され
条件によって、そこで繁殖・増殖しないとも限らない。

私自身、澱採集などで他の河川に媒介することのないように気をつけなければならない。

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まだ生きている

11月1日に採集した試料は、冷蔵庫の殆ど光の入らない場所に置いたままだった。
途中でミリオンを入れたものの、光合成も行えない悪状況下で
生きながらえるディディモがいた。
image8.jpg
上のディディモは動かなかったので
生きているという確証は得られなかった。
なんとか動いて生きていることを確かめたくて何滴かのぞいてみた。
動いているのがいた・・・まだ生きているんだ!
image7.jpg
時々川水を差し水しながら冷蔵庫の中で、ほぼ2ヶ月生存可能。
増殖しないまでも、水さえあれば
しばらくは生きていられることに、やはり強い珪藻なんだ・・・と思わされた。
これ以上、悪条件下に置かなくてもと
(これ以上、繊毛虫に増えられても嫌なので)
11月1日試料は、やや涼しい窓際に置くことにした。

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緑藻類

石の上部のほうについていた緑藻類を取り顕微鏡でのぞいてみた。
101226b.jpg
拡大してみると
101226a.jpg
クレブソルミディウム目らしい・・・?
分岐をしない糸状で一個のピレノイドがある。
細胞内にあるほぼ中央に見られる類円形の組織は、最初核だろうかと思った。
けれど
藻類には、たんぱく質の塊り(ピレノイド)があるものやないものもあり、
写真に見える類円形の組織はどうやら核ではなくピレノイドというものらしい。

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無題

先日14日から見ると水槽内の様子が少し変わってきたように思う。
水槽の下には白いアクリル板を敷いていて、それに付着した珪藻類が増えているのか、茶色い色が以前より濃くなってきた。
e1e8f3a7.jpeg
白く線状になっているところは、昨日スポイトで削りながら吸い上げた部分で
いったいここ(白いアクリル板の上)では何が優先しているのだろうか。
下はこそげ吸い取った澱の一部
018.jpg
画像を見る限りでは、確実にディディモが多い感じ。ディディモが増えているとすれば
実験は成功なんだけれどね。白いアクリル板というのは光を反射し、明るい光を好むディディモにとっては好都合なのかもしれない。

実は水槽の中に小石をコンクリートで固めた塊り(握りこぶしより一回り小さい)を入れていて
これも様子が少し変わってきた。
こちらは緑藻類がついているみたい。
1871f087.jpeg
モワモワになっちゃったら、どうしようかな・・・。

採取してからもうじき一ヶ月になろうとしている。
水槽にミリオンを入れただけで、他の栄養は添加していない。
他の栄養が必要だろうか・・・
もしも、普通の園芸肥料(ハイポネックスとか)を入れたら
どうなるであろうか・・・と迷ったりもしたけれど
緑藻類が富栄養化でモワモワになっても嫌なので
しばらくは、このまま様子を見てみたいと思う。

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不明種

11月27日採集の尻別川の澱から
5月18日にブログ掲載した全く分からない種と同属ではないかな?と思われる種。
image6.jpg
水槽に敷いた白いアクリル板についた澱を少し採取。その中から発見。

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虫は無視しようーー;

鞭毛虫とか繊毛虫などの微生物には、あまり(殆ど)興味がないので
これで終わりにしよう・・・
と思うのに
どうも「なぜだろう?」という疑問が起きてしまう。
ディディモが捕食されている?と思った先日の画像は↓
e1462971.jpeg
↑これはよく見るとディディモのほかにエンキオネマも入っているので
捕食されていると思われる。少しピンクがかっている。

101219_2.jpg
ディディモが捕食されたものは静止し、これまでの画像のどれを見ても赤味がかっている。
しかし、下の画像はどうだろうか
f0219696.jpeg
これはキンベラや他の珪藻が捕食されている↑。
下はディディモが捕食されている↓。( 22日に発見、100μmクラスの繊毛虫になると捕食するんだね)
101222.jpg
当然ながら、この繊毛虫は自由にあちこち移動していた。
この繊毛虫自体の色は変色はしていない。
それに、捕食した内容物によって形も変えていない。
多分、ピンク色になるのとは捕食している種が違うってことなんだろうと思う。
やはり・・・赤味を帯びるものはアメーバなんだろうか・・・???。

しかし・・・これいじょう追求してもわかりっこないので、「わからない」で納めておこう。
こやつらの世界は理解不能、、、エイリアンの世界だよ、、、。

珪藻 : Comment (0)

難しい

やっと、淡水微生物図鑑なるものが届いた。
何となく、いくつかはこの本でわかりそう。
といっても、似たようなのがいくつもあって種を限定するのは結構難しそう。
見慣れていない上に
たとえば、形を伸縮させたり変化するので、
分かるのは、下の種だとツリガネムシの仲間ってことくらいかな。
101219_1.jpg
原生生物には、シスト形成というのがあって
休眠期に入ると形態を変えてしまい、そうなるとお手上げ状態から目が点状態。

下はこれまでに何度か目にして捕食されていると思ってきたもの。
101219_2.jpg
何度のぞいても、繊毛とか鞭毛とかが見当たらないことや、アメーバ?とも違うように見えたり
全く動かないので、これが捕食されている?というのも真実かは定かでない。
ディディモのシスト形成なんてのがあるかもしれないし・・・。
これ以上の追求は、私に無理。

珪藻 : Comment (0)

原生生物

澱の中には
原生生物が幾種類もいるが、
どうも繊毛虫らしい・・・という以外、私には全く分からない。
(あまり、深く知ろうとも思わないのだけど
ディディモを食べてるヤツはどいつなんだ?)
コヤツではないか?
03213220.jpeg
10日に撮ったものには繊毛らしきものが見えないので、違うか・・・
こいつも違うだろ・・・
3d2f18b1.jpeg
これはどうだ?
上の写真と下の写真の種が、同じ種なのか別種なのか・・・それも分からんーー;。
769cef87.jpeg
なんて見ていると
太陽虫だろうか、ちょうど分裂しかかっているのを見つけた。
9787a645.jpeg

351ab31d.jpeg

e5b40b76.jpeg

74910116.jpeg

b8e717dd.jpeg
↓は何だ?
bcfbbb77.jpeg

何だ?と思ったところで、結局は分からん。

ほか : Comment (0)