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« 大増殖の要因 | まだ生きている »

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ディディモ

ディディモはニュージーランドでバイオセキュリティが高じられ、故意に拡散した者には罰金が課せられるほど嫌われもの。ニュージーランドからの写真を見ると、確かにディディモが大増殖をして景観を損なうなど悪さをしている。
http://www.connected.bc.ca/~agfish/didymo.html#didymo
http://www.connected.bc.ca/~agfish/didymoamerica.html

日本では報告例が少なく、日本ではまだ存在していないような文章も見受けられる。
しかし
科博の辻先生が、漁川にディディモが存在していることを報告している。
北海道の河川にいることは確実で、現に私も採取した。
そして、これまでいくつかの川を見てきた。
ディディモは漁川の他にも存在している。
北海道は広範囲のために、
たまたま行ったその時期に増殖したものが見られなかったのかもしれないが
諸外国で取り沙汰されているようなコロニーは見たことがなく
私が見てきたのは、他の珪藻と同様、澱に含まれているものや
尻別川で11月27日に撮影した写真(12月14日付け掲載、上から5枚目)にある
1cm程度の小さな群落だけだった。
その群落は2週間過ぎ後には跡形もなく流されてしまい
ニュージーランドや北アメリカなどで景観を損なうほどの悪さをしているようには見えない。
しかし、いつどこで大増殖するかも知れない。
光がなくとも水さえあればしばらくは生きられることは目の当たりにした。
水中ではなくとも40日生きられるとも書かれており
たとえば、渡り鳥などによる媒介や釣り人の衣服などから、他の河川に移入され
条件によって、そこで繁殖・増殖しないとも限らない。

私自身、澱採集などで他の河川に媒介することのないように気をつけなければならない。

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