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登別方面へ

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朝5時半頃、支笏湖から流出している千歳川にある湖畔橋で、
川岸にある藻を採集し、簡易顕微鏡で覗いていた。
湖畔を管理しているらしい人がやってきて
「何やってるんですか?」と声を掛けられた。
「藻を見ているんです」
「ほ~」と不思議そうな顔していた。
「実は、この下に見える、藻が気になっているんですが、とても取れそうになくて・・・
でも、気になっているんですよね」と橋の下の藻を一緒に覗いた。
下の写真はアップしているので近そうに見えるけれど
10mくらい眼下で、水深は1m以上ある。
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人には色んな興味を持っている人がいるもんだ・・・と思ったらしく
「あれは、危険で取る事はむりだけど、あの橋の下に降りれるところがあるから行ってみてごらん。
そこなら、取れるかも知れないから」と赤い橋を指差して教えてくれた。
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その橋のたもとまで行ってみることにした。
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下をのぞいてみると
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言っていた通り、何とか降りられそう
(ホントは降りちゃいけないとこで、たぶん大目にみてくれたのだと思う)
湖畔橋のうえからのぞいたような藻は見えなかったけれど
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藻は石垣のフェンスや、石に結構張り付いていた。
これは、自分でプレパラートを作ってみようと、藻を採集した。

前から地図でクッタラ湖はどうだろうか・・・と気になっていたので
この日はクッタラ湖まで行くことを計画していた。
樽前の登山道入り口から白老に抜けられるので、苫小牧を通らず近道。
支笏湖の湖畔通りから登山道入り口まで、両脇にきのこの発生しそうな混交林が続いている。
途中、車を止めその林の中を歩いてみた。
いったいどうなっているの?と言うくらい、きのこの姿はみえなかった。

白老から登別へはいりクッタラ湖へ向った。
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クッタラ湖に向う途中「熊出没注意」の立て看板がところどころにあった。
クッタラ湖についた。
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湖畔は砂や小さな砂利で、湖の中に藻の発生している感じはなかった。
下はチップ釣りの人たちだろうか・・・
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クッタラ湖をあとにして登別温泉へむかった。
途中、急に硫黄の臭いがしてきて温泉場が近いのだと伺えた。
まもなく煙(水蒸気?)の噴出す音が聞こえてきた。
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この水蒸気の噴出音・・・ちょっと表現が難しい。
かなり遠く離れているのに、勢いよくシューッっと大きく聞こえていて今にも爆発しそうな感じ。
その下は温泉がたまっている感じ?
3cead76e.jpeg
しかし、これは温泉と言うのどかなものではない。
近くへ行くとドロドロしていて、ところどころボコッボコッと煮立っているような噴出しているような
さながら地獄のかまゆで・・・を連想してしまった。
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このあたりは地獄谷と言われるのも納得。
その場所から更に下がっていくと、名所「地獄谷」があるのだけど
駐車場が満杯で立ち寄ることが出来ず素通り。

白老に戻り、敷生川へ立ち寄った。
ここでは、ウグイの産卵期でおびただしいウグイを見ることが出来た。
077.jpg
ここで、釣りおじさんとしばらく話をした。
おじさんの目的はヤマメで、釣っても殆ど放流し持ち帰ることはないという。
素人考えだとヤマメ目的でもウグイがイヤと言うくらい食いつくんじゃないだろうか
いやいや40数年のつり経験でポイントはちゃんと抑えているのだろう・・・
釣りも面白いだろうなぁ・・・そんなことを思った。
(釣りをやりだしたら・・・私のことだ・・・たぶん、きのこそっちのけでハマるだろうと思う)

最後は白老川・・・下はかなり上流の写真。
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一級河川と2級河川の違いって何だろう?と
看板を見ていて思った。
調べてみると、一級河川は国が管理
2級河川の管理は都道府県。
川の大きさや長さは関係ないんだ・・・そっかぁ・・・であった。
白老川から大滝に抜けられるので、そこから羊蹄山麓へ向い、登別方面の
ドライブ終了。

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ほか : Comment (0)

6月の支笏湖方面

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ずっと好天続きで、やっと3日前に雨が降った。昨日も晴れ、きょうも晴れ。
ラジオで気温が28℃とか言ってた。ネットで気温を確かめると札幌は27度。
先日まで寒かったのが嘘みたい。
きのこ探索にしようか、川の様子を見に行こうか
時間と体力が許せば、どちらも見に行きたい・・・と支笏湖方面へ出かけた。

下は漁川
c5e93434.jpeg
緑が随分モコモコしてきた。水の中の石はチョイとヌルヌルしていて
珪藻の時期になってきたみたい。この時期はどんなのがいるんだろうと澱を少し採取。

次に湖畔をまわり、景色が良い所で途中車を止め、ヒョイと水の中をのぞいた。
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あのモワモワっとしたのは何だろう?
もしかして何かのコロニー?
(写真で見てみると、緑藻類の何かだったんだと分かった。実際は緑っぽく見えていなかった)
気になり何とか採取できないかとまわりを見ると
フェンスを乗り越え
テトラポットにポンと飛べたら、下に降りて確かめられなくもない
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しかし、もし落っこちたらどうしようと、おじけてやめた。

ぐるっと湖畔を周り、北湯沢の方へ向った。
途中の美笛川
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浅瀬の石を見ると
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なにやら茶色っぽいモワモワが見え
現場ではもっと茶色に見え、もしかしてメロシラだろうか、ゴンフォネマの群落だろうかと、と思っていた。
でも、このモワモワも緑藻類だった。

さて北湯沢に入り、名水亭(ホテル)の前を流れる長流(オサル)川へ行った。
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石には明らかに茶色い澱がついていた。
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茶色い石には、泥が堆積していて
白い石についた澱のみを採取。

帰り道、ラルマナイ川にも寄れたら・・・と思ったけれど
疲れてしまい、まっすぐ家に帰ることにした。

家に帰ってきて、澱を顕微鏡で覗いてみると、漁川や美笛川は緑藻類の中に珪藻が結構見え
圧倒的にハンナエアが多かった。
漁川には多種類のキンベラがいると思っていたのだけど・・・見つけられなかった。
フルスツリアとかも見られるだろうかとも思ったけれど・・・、何だか種類が少ないみたい。
長流川も、ハンナエア、ゴンフォネマ、エンキオネマ、ディアトマ(D. mesodon)
が見られ、この季節、支笏湖方面はたぶんハンナエアが多いんだろうな・・・。

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Surirella sp

当初、中央部がくびれていることからSurirella sublinearisだろうかと思っていた。
けれど、条線は放射しており小粒があることから違うように思われる。
izr_2surirella.jpg

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Cymbella spと不明種

これも他に見つからないだろうか・・・と探していた種
現在写真の一個しか見つかっていない。
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胞紋が今ひとつ鮮明に撮れず、照明を変えてみた。
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ノイズが多いけれど、胞紋がよく分かる。
たぶん、Cymbella subaequalis in Van Heurekではないだろうか。

それと、↓は全く分からない種 お蔵入り予定
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IZRから③

先日見つけたDiatomella balfourianaをさらに見つけられないだろうか・・・と
探していた。残念ながら今のところ先日の見つけた1個だけ。

探している途中でDecussata plasentaを見つけた。
izr_a1.jpg
ASK、SEKに続いてIZRのプレパラートにも入っていることを確認。

それと、これはどうもCymbella sumatrensisではないだろうか
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こちらは
Achnanthes lapidosa Krasske var. lapidosa
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Gomphonema parvulum

Gomphonema parvulum (Kutzing) Kutzing
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Gomphonema intricatum

たぶん、Gomphonema intricatum var. major nom. nud. だと思う。
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Diatomella balfouriana

Diatomella balfouriana (W. Smith) greville
izr_d1.jpg
日本で報告例は少ないとある。


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Diatoma maxima

下のPDFファイルを見ると
http://research.kahaku.go.jp/department/botany/fa/tuji/exsi_pdf/plate04.pdf
下の種はD.maximaでいいみたい。
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D.maximaは中心域があり、中心線は先端部分にしか見られない。
とすれば、Diatoma hyemalis にはどんな特徴があるのだろう?

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DiatomaとDenticula

下の画像はDiatoma hyemalisなのかDiatoma maximaなのかよくわからない。
下方の種は、ユーノティア属
d4790c1a.jpeg

下の画像は、Denticulaでよいのだと思う。
だけど、Denticula elegansだろうか
それともDenticula tenuisだろうか
cafd4346.jpeg
記載をみてみると
D. elegansの条線は(14)15-18/10μm、D. tenuisの条線は22-30(32)/10μmとあるので
どうやらD. tenuisみたい。

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