KYY-01のプレパラートにもPinnularia stomatophoraが入っていた。
図鑑では稀産種として掲載されている。
けれど、ASK-01などでも見かけている。
凡布種ではないにしても、それほど稀産種ではないんじゃないだろうか。
下はPinnulariaの条線。
その条線内部は胞紋列になっていて、光学顕微鏡で胞紋列を明瞭に映し出すことは出来ない(たぶん)。
条件の良いものを選ぶと、胞紋列は幾筋かの線状で映し出すことが出来る。
(下の画像はクリックしてご覧ください)
Pinnularia neglectiformis Krammer ?
KYY-01は小さな珪藻が無数に入っていて
小さな珪藻を綺麗に映し出すことや分類をする人にとっては、好プレパラートかもしれない。
けれど、やや大型(70ミクロン位以上?)の珪藻や中型(20ミクロン位以上?)の珪藻などは
小さな珪藻が重なっていたりが殆ど。
下のPinnulariaも、もし邪魔が入っていなかったら良い被写体だったろうにと思う。
Pinnularia sp
たぶん、この種はSurirella apiculata var. constricta Hust.
この種はKYY-01に数個入っていてどれもが邪魔が入り、写真の被写体が一番綺麗かな・・・。
プレパラートによって、もしかしたらもっと綺麗な個体が入っているかもしれない。
稀産種や、これまでに見つけたことのない種や図鑑にも載っていない種(形態が若干違うだけかもしれない)を見つけ、それが欠けたり重なったりしていると、何だか本当に残念という気がする。
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