ASK-01の図版(ポスター)を作成したことで、種名に間違いはあるものの属名と形態は随分と覚えることが出来た。その意図は属名と形態を知ることにあり、出来るだけ条線などの構造は撮るようにしたものの微細構造よりも全体の形態を優先している。そのASK-01の画像ももちろん使おうと思うのだけど、ASK-01では条件のあまり良くなかった種を別なプレパラートから撮ることにした。でも違うプレパラートにはあらたな種もいて、また撮っては調べる作業をしている。種名を調べ始めたときから、珪藻図鑑があったらなぁとつくづく思っている。WEBの珪藻図鑑があるだけでもとても助かっているんだけど・・・。
(小林弘珪藻図鑑は37500円だせばすぐにでも買える。しかし高価で一歩引いてしまう。中古で検索すると2万数千円であったのでクリックすると在庫はすでに無い。イーブックオフに入荷したらメール通知が入るようにした。いつになるやら・・・。図書館にあるかなぁ・・・。珪藻ギャラリーを公開する前に、その図鑑で照合したいと思っている。)
さて、たしかハンナエアがどこかにあるはず・・・と思っていたけれど
北湯沢の名水亭の前の川の澱を採集して覗いたときにいた種だったことを思い出した。
ハンナエアは冷涼な地域を好むらしく、もしかしたらIzari riverのプレパラート(MWS作成)に入っているかもしれないと覗いてみた。このプレパラートにはDidymo,Cymbella,Frustuliaなどが特に目立って入っている。火山灰が多く小さな種は火山灰と共に殆どろ過され精製されているので無理かもしれないとじっくり見ていると、いたいた。
そしてこのハンナエアを探いている間に見つけ種があった↓
Cymbopleura acuta
やったね!という感じ。
前に覗いたときはあまり多くの種が入っていないと感じていたけどじっくりみると
大型のCymbellaはどうもこれまでにみていた種とは違うことに気がついた。
↓左の種はごく普通に見られる
Cymbella tumida,右側のははるかに大型。
じっくりみているとこのプレパラート実に面白い。
たぶん来年はMWSさんがIzari riverに来られるので、散らしプレパラートを作成し一般供給してくださると思う。
今年もカウントダウンまでもう少し・・・
なんだか珪藻に終わり珪藻に始まる・・・そんな感じ。